TE 6-A36
オリジナル取扱説明書
文書について
本書について
- ご使用前に本書をすべてお読みください。このことは、安全な作業と問題のない取扱いのための前提条件となります。
- 本書および製品に記載されている安全上の注意と警告表示に注意してください。
- 取扱説明書は常に製品とともに保管し、他の人が使用する場合には、製品と取扱説明書を一緒にお渡しください。
記号の説明
警告表示
警告表示は製品の取扱いにおける危険について警告するものです。以下の注意喚起語が使用されています:取扱説明書の記号
この取扱説明書では、以下の記号が使用されています:取扱説明書に注意してください |
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本製品を効率良く取り扱うための注意事項や役に立つ情報 |
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リサイクル可能な部品の取扱い |
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電動工具およびバッテリーを一般ゴミとして廃棄してはなりません |
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Hilti Li-Ion バッテリー |
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Hilti 充電器 |
図中の記号
図中では以下の記号が使用されています:この数字は本取扱説明書冒頭にある該当図を示しています。 |
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付番は図中の作業手順の順序に対応していて、本文の作業手順とは一致しない場合があります。 |
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概要図 には項目番号が付されていて、製品概要 セクションの凡例の番号に対応しています。 |
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この記号は、製品の取扱いの際に特に注意が必要なことを示しています。 |
製品により異なる記号
製品に表示されている記号
製品には以下の記号が使用されている場合があります:回転のみ |
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回転+打撃(回転 + 打撃) |
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ハツリ作業 |
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チゼル角度調整 |
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正逆回転機能 |
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無負荷回転数 |
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本製品は、iOS および Android プラットフォームと互換性のある無線データ転送をサポートしています。 |
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使用されている Hilti Li-Ion バッテリーのモデルシリーズ。正しい使用 の章の記載に注意してください。 |
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Li-Ionen バッテリー |
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バッテリーは決して打撃工具として使用しないでください。 |
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バッテリーは落下させないでください。ぶつけたり、あるいはその他の理由で損傷しているバッテリーは使用しないでください。 |
製品情報
Hilti の製品はプロ仕様で製作されており、本体の使用、保守、修理を行うのは、認定を受けトレーニングされた人のみに限ります。これらの人は、遭遇し得る危険に関する情報を入手していなければなりません。製品およびアクセサリーの使用法を知らない者による誤使用、あるいは規定外の使用は危険です。機種名および製造番号は銘板に表示されています。
- 製造番号を以下の表に書き写しておいてください。ヒルティ代理店やサービスセンターへお問い合わせの際には、製品データが必要になります。
製品データロータリーハンマードリル TE 6‑A36 製品世代: 04 製造番号:
適合宣言
当社は、単独の責任において本書で説明している製品が有効な基準と標準規格に適合していることを宣言します。適合宣言書の複写は本書の末尾にあります。技術資料は本書の後続の頁に記載されています:
Hilti Entwicklungsgesellschaft mbH | Zulassung Geräte | Hiltistraße 6 | 86916 Kaufering, DE
安全
電動工具の一般安全注意事項
警告事項! 安全上の注意および指示事項をすべてお読みください。 これらを守らないと、感電、火災および/または重傷事故の危険があります。安全上の注意および指示事項が書かれた説明書はすべて大切に保管してください。
作業環境に関する安全
- 作業場はきれいに保ち、十分に明るくしてください。 ちらかった暗い場所での作業は事故の原因となります。
- 爆発の危険性のある環境(可燃性液体、ガスおよび粉じんのある場所)では電動工具を使用しないでください。 電動工具から火花が飛散し、粉じんや揮発性ガスに引火する恐れがあります。
- 電動工具の使用中、子供や無関係者を作業場へ近づけないでください。 作業中に気がそらされると、本体のコントロールを失ってしまう恐れがあります。
- パイプ、ラジエーター、電子レンジ、冷蔵庫などのアースされた面に体の一部が触れないようにしてください。 体が触れると感電の危険が大きくなります。
- 電動工具を雨や湿気から保護してください。 電動工具に水が浸入すると、感電の危険が大きくなります。
- 電動工具を使用の際には、油断せずに十分注意し、常識をもった作業をおこなってください。 疲れている場合、薬物、医薬品服用およびアルコール飲用による影響下にある場合には電動工具を使用しないでください。 電動工具使用中の一瞬の不注意が重傷の原因となることがあります。
- 個人用保護具および保護メガネを常に着用してください。 負傷の危険を低減するために、電動工具の使用状況に応じた粉じんマスク、耐滑性の安全靴、ヘルメット、耳栓などの個人用保護具を着用してください。
- 電動工具の不意な始動は避けてください。 電動工具をバッテリーに接続する前や持ち上げたり運んだりする前に、電動工具がオフになっていることを確認してください。 電動工具のスイッチに指を掛けたまま運んだり、スイッチオンになっている本体を電源に接続すると、事故の原因となる恐れがあります。
- 電動工具のスイッチを入れる前に、必ず調節キーやレンチを取り外してください。 調節キーやレンチが本体の回転部に装着されたままでは、けがの原因となる恐れがあります。
- 作業中は不安定な姿勢をとらないでください。 足元を安定させ、常にバランスを保つようにしてください。 これにより、万一電動工具が異常状況に陥った場合にも、適切な対応が可能となります。
- 作業に適した作業着を着用してください。 だぶだぶの衣服や装身具を着用しないでください。 髪、衣服、手袋を本体の可動部に近づけないでください。 だぶだぶの衣服、装身具、長い髪が可動部に巻き込まれる恐れがあります。
- 吸じんシステムの接続が可能な場合には、これらのシステムが適切に接続、使用されていることを確認してください。 吸じんシステムを利用することにより、粉じん公害を防げます。
- 無理のある使用を避けてください。 作業用途に適した電動工具を使用してください。 適切な電動工具の使用により、能率よく、スムーズかつ安全な作業が行えます。
- スイッチが故障している場合には、電動工具を使用しないでください。 スイッチで始動および停止操作のできない電動工具は危険ですので、修理が必要です。
- 本体の設定やアクセサリーの交換を行う前や本体を保管する前には、バッテリーを取り外してください。 この安全処置により、電動工具の不意の始動を防止することができます。
- 電動工具をご使用にならない場合には、子供の手の届かない場所に保管してください。 本体に関する知識のない方、本説明書をお読みでない方による本体のご使用は避けてください 。未経験者による電動工具の使用は危険です。
- 電動工具は慎重に手入れしてください。 可動部分が引っ掛かりなく正常に作動しているか、電動工具の運転に影響を及ぼす各部分が破損・損傷していないかを確認してください。 電動工具を再度ご使用になる前に、損傷部分の修理を依頼してください。 発生事故の多くは保守管理の不十分な電動工具の使用が原因となっています。
- 先端工具は鋭利で汚れのない状態を保ってください。 お手入れのゆきとどいた先端工具を使用すると、作業が簡単かつ、スムーズになります。
- 電動工具、アクセサリー、先端工具などは、それらの説明書に記載されている指示に従って使用してください。 その際は、作業環境および用途についてもご注意ください。 指定された用途以外に電動工具を使用すると危険な状況をまねく恐れがあります。
- バッテリーを充電する場合は、必ずメーカー推奨の充電器を使用してください。 特定タイプのバッテリー専用の充電器を他のバッテリーに使用すると、火災の恐れがあります。
- 電動工具には、必ず指定されたバッテリーを使用してください。 指定以外のバッテリーを使用すると、負傷や火災の恐れがあります。
- 使用されていないバッテリーの近くに、事務用クリップ、硬貨、キー、釘、ネジ、その他の小さな金属物を置かないでください。電気接点の短絡が起こることがあります。 バッテリーの電気接点間が短絡すると、火傷や火災が発生する危険があります。
- バッテリーを正しく使用しないと、液漏れが発生することがあります。 その場合、漏れた液には触れないでください。 流出したバッテリー液により、皮膚が刺激を受けたり火傷を負う恐れがあります。誤ってバッテリー液に触れてしまった場合は、水で洗い流してください。バッテリー液が眼に入った場合は、水で洗い流して医師の診断を受けてください。
- 電動工具の修理は必ず認定サービスセンターにお申し付けください。また、必ず純正部品を使用してください。 これにより電動工具の安全性が確実に維持されます。
ハンマーに関する安全上の注意
- 耳栓を着用してください。 騒音により、聴覚に悪影響が出る恐れがあります。
- 本体には一緒に納品された補助ハンドルを使用してください。 これ以外のハンドルを使用すると、コントロールを失ってけがをする恐れがあります。
- 先端工具が隠れた電線に接触する可能性のある作業を行う場合は、必ず本体の絶縁されたグリップを持ってください 。通電しているケーブルと接触すると、本体の金属部分にも電圧がかかり、感電の危険があります。
ロータリーハンマードリルに関するその他の安全上の注意
作業者に関する安全- 本製品とアクセサリーは、必ず技術的に問題のない状態で使用してください。
- 本製品あるいはアクセサリーには、決して加工や改造を加えないでください。
- 製品と一緒に納品された補助ハンドルを使用してください。コントロールを失うとけがをする恐れがあります。
- 剥がし作業の場合には、作業側と反対の領域を保護してください。剥がれた部分が脱落、落下して他の人を負傷させる危険があります。
- 本製品は、常に両手でグリップを掴んでしっかりと保持してください。グリップは乾燥した清潔な状態を保ってください。
- 隠れた電線に先端工具が接触する可能性のある作業を行う場合は、必ず本製品を絶縁されたグリップ面で保持するようにしてください。通電しているケーブルと接触すると、本体の金属部分にも電圧がかかり、感電の危険があります。
- 回転部品に触れないでください - 負傷の危険!
- 本製品の使用時には、アイシールド、保護ヘルメット、耳栓、および適切な防じんマスクを着用してください。
- 先端工具の交換時には保護手袋を着用してください。先端工具に触れると、切創事故や火傷の原因となることがあります。
- アイシールドを着用してください。破片が身体の一部、眼などを傷つけることもあります。
- 研磨、紙やすり研磨、切断および穿孔の際に発生する粉じんは、化学物質を含んでいる場合があります。これには、鉛、あるいは鉛ベースの塗料、 レンガ、コンクリートおよびその他の壁用資材、自然石およびその他の珪酸塩含有製品、 樫、橅などの特定の木材、および化学処理の施された木材、 アスベストあるいはアスベストが含まれる母材、などが考えられます。作業対象の資材の危険等級により、作業者および周囲の人員の曝露を確認してください。曝露を安全なレベルに維持するために、粉じん吸引システムの使用、あるいは適切な防じんマスクの着用などの必要な処置を取ってください。曝露の低減のための一般的な処置としては、以下のようなものがあります:
- 十分に換気された領域での作業
- 粉じんとの長時間の接触の回避
- 粉じんを顔や体から遠ざける
- 保護服を着用し、水と石鹸で曝露領域を洗浄する
- 頻繁に休憩を取って、指を動かして血行を良くするように心がけてください。長時間作業の際には、強い振動により指、手あるいは手首の関節の血管あるいは神経系に障害が発生する可能性があります。
- 作業を開始する前に、作業領域に埋設された電線、ガス管や水道管がないかを調査してください。電線、ガス管あるいは水道管を損傷すると、本製品外側の金属部分での感電事故、あるいは爆発が発生する可能性があります。
- 先端工具がブロックしたら直ちに本製品をオフにします。本製品が横にそれることがあります。
- 本製品は停止するまで置かないでください。
安全上の注意
- 本書および本体に記載されている安全上の注意を遵守してください。
- 穿孔作業時およびサービス作業時に発生する残留粉じんから顔および気管を保護するため、防じんマスクを使用してください。
- 集じんモジュールを取り付けていても、必ず Hilti ロータリーハンマードリルのサイドハンドルを使用してください。
バッテリーの慎重な取扱いおよび使用
- Li‑Ion バッテリーの搬送、保管、作動については特別規定を守ってください。
- バッテリーは高温、直射日光および火気を避けて保管してください。
- バッテリーを分解したり、挟んだり、80 °C(176°F)以上に加熱したり、燃やしたりしないでください。
- 衝撃を受けたことのあるバッテリー、1 m を超える高さから落下したことのあるバッテリー、あるいはその他の損傷を被っているバッテリーを使用あるいは充電しないでください。この場合には、必ず最寄りの Hilti サービスセンター にご連絡ください。
- バッテリーが掴むことのできないほどに熱くなっている場合は、故障している可能性があります。バッテリーを、目視確認が可能で可燃物のない場所に、可燃性の資材から十分な距離を設けて置いてください。バッテリーを冷ます。1 時間の経過後にも掴むことのできないほどに熱い場合は、そのバッテリーは故障している可能性があります。Hilti サービスセンター に連絡してください。
製品の説明
製品概要
- 防じんカバー
- チャック
- 先端工具ロック解除
- デプスゲージ
- 機能切り替えスイッチ
- 正回転/逆回転切り替えスイッチ(スイッチオンロック付き)
- 無段変速スイッチ
- グリップ
- バッテリーロック解除ボタン
- 充電状態および故障インジケーター(Li-Ion バッテリー)
- バッテリー
- TE DRS-6-A(02) 集じんモジュール接続部
- サイドハンドル
- 作業用照明
正しい使用
本書で説明している製品は、充電式式ロータリーハンマードリルです。本製品は、鋼材、木材および石材への穿孔(回転のみ)、コンクリートおよび石材への打撃穿孔、ならびにネジの取付け、取外し用の工具です。さらに、本製品は石材への軽度のハツリ作業、およびコンクリートへの再加工作業に使用できます。
本製品には、必ず Hilti の B 36 シリーズの Li-Ion バッテリーを使用してください。
これらのバッテリーには、必ず Hilti の C4/36 シリーズの充電器を使用してください。
Li-Ion バッテリーのインジケーター
Li-Ion バッテリーの充電状態および本体の不具合は、Li-Ion バッテリーのインジケーターにより表示されます。Li-Ion バッテリーの充電状態は、2 つのバッテリーリリースボタンのいずれかを押すと表示されます。状態 |
意味 |
---|---|
4 個の LED が点灯。 |
充電状態:75 %...100 % |
3 個の LED が点灯。 |
充電状態:50 %...75 % |
2 個の LED が点灯。 |
充電状態:25 %...50 % |
1 個の LED が点灯。 |
充電状態:10 %...25 % |
1 個のLED が点滅。 |
充電状態:< 10 % |
本体標準セット構成品
ロータリーハンマードリル、サイドハンドル、デプスゲージ、取扱説明書。その他のご使用の製品用に許可されたシステム製品については、弊社営業担当または Hilti Store にお問い合わせいただくか、あるいは www.hilti.group でご確認ください。
製品仕様
ロータリーハンマードリル
TE 6‑A36 |
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---|---|
定格電圧 |
36 V |
重量(EPTA プロシージャ 01/2003 に準拠) |
3.7 kg |
無負荷回転数 |
1,050/min |
1 回当たりの打撃力(EPTA プロシージャ 05/2009 に準拠) |
2.5 J |
コンクリート/石材への穿孔(ハンマードリルビット) |
4 mm …28 mm |
木材への穿孔(木工用ドリルビット) |
3 mm …20 mm |
金属への穿孔(鉄工用ドリルビット) |
3 mm …13 mm |
騒音および振動値について(EN 62841 準拠)
本説明書に記載されているサウンドプレッシャー値および振動値は、規格に準拠した測定方法に基づいて測定したものです。電動工具を比較するのにご使用いただけます。曝露値の暫定的な予測にも適しています。記載されているデータは、電動工具の主要な使用方法に対する値です。電動工具を他の用途で使用したり、異なる先端工具を取り付けて使用したり、手入れや保守が十分でないまま使用した場合には、データが異なることがあります。このような相違により、作業時間全体で曝露値が著しく高くなる可能性があります。
曝露値を正確に予測するためには、本体のスイッチをオフにしている時間や、本体が作動していても実際には使用していない時間も考慮しなければなりません。このような相違により、作業時間全体で曝露値が著しく低くなる可能性があります。
作業者を騒音および/または振動による作用から保護するために、他にも安全対策を立ててください(例:電動工具および先端工具の手入れや保守、手を冷やさないようにする、作業手順の編成)。
騒音値
サウンドパワーレベル (L WA) |
102 dB(A) |
サウンドパワーレベルの不確実性 (K WA) |
3 dB(A) |
排出サウンドプレッシャーレベル (L pA) |
91 dB(A) |
サウンドプレッシャーレベルの不確実性 (K pA) |
3 dB(A) |
コンクリートへの打撃穿孔 (a h, HD) |
13 m/s² |
金属への穿孔 (a h, D) |
2.5 m/s² |
不確実性 (K) |
1.5 m/s² |
ご使用方法
作業準備
本書および製品に記載されている安全上の注意と警告表示に注意してください。バッテリーを装着する
- ロックの音が聞こえるまでバッテリーを本体ホルダーに装着します。
- バッテリーがしっかりと装着されていることを確認してください。
バッテリーを取り外す
- バッテリーのロック解除ボタンを押します。
- バッテリーを後方へ引き抜きます。
サイドハンドルを取り付ける
- グリップを回してサイドハンドルのクランピングバンドを緩めます。
- デプスゲージを前方から取付け用の 2 個のガイド穴に通します。
- グリップを回してサイドハンドルのクランピングバンドを張ります。
デプスゲージを取り付ける/調整する
- 必要に応じてデプスゲージを取り付けて調整します。
チャックを取り付ける/取り外す
- チャックを取り付け/取り外します。
先端工具を装着する
- 先端工具のコネクションエンドにグリスを軽く塗布します。
- 必ず Hilti の純正グリスを使用してください。不適切なグリスを使用すると本体損傷の原因となることがあります。
- 必ず Hilti の純正グリスを使用してください。不適切なグリスを使用すると本体損傷の原因となることがあります。
- 先端工具をチャックのストップ位置まで差し込み、ロックさせます。
- 装着後に先端工具を引っ張り、ロックされているか確認します。
- 製品は作動可能状態です。
- 製品は作動可能状態です。
先端工具を取り外す
- チャックロックスリーブをストップ位置まで引き戻し、先端工具を取り外します。
頭上作業
- 頭上作業用の DCD 集じんリングを取り付けます。
チゼル角度調整
- 機能切り替えスイッチを の位置にします。
作業
機能切り替えスイッチ
- 機能切り替えスイッチを希望の作業位置にします。
- 作動中に機能切り替えスイッチを操作しないでください。損傷の危険!
- 作動中に機能切り替えスイッチを操作しないでください。損傷の危険!
正逆回転機能
- 正回転/逆回転切り替えスイッチを希望の回転方向に設定します。
回転のみ
- 機能切り替えスイッチを の位置にします。
回転 + 打撃
- 機能切り替えスイッチを の位置にします。
ハツリ作業
- 機能切り替えスイッチを の位置にします。
- モーターの冷却を最適なものとするには、正回転(穿孔回転方向)を選択してください。
- モーターの冷却を最適なものとするには、正回転(穿孔回転方向)を選択してください。
手入れと保守
手入れと保守
製品の手入れ- 付着した汚れを慎重に除去してください。
- 汚れが付着している場合は、通気溝を乾いた柔らかいブラシを使用して慎重に掃除してください。
- 必ず少し湿した布でハウジングを拭いてください。シリコンを含んだ磨き粉はプラスチック部品をいためる可能性があるので使用しないでください。
- 本製品の電気接点を清掃するには、清潔な乾いた布を使用してください。
- 通気溝が詰まっているバッテリーは決して使用しないでください。通気溝を乾いた柔らかいブラシを使用して慎重に掃除してください。
- バッテリーを不必要に粉じんや汚れに曝さないようにしてください。バッテリーは、決して高い湿度に曝さないでください(例:水中に沈める、あるいは雨中に放置する)。
水分が浸入したバッテリーは、損傷したものとして取り扱ってください。そのようなバッテリーは不燃性の容器に隔離し、Hilti サービスセンターにご連絡ください。 - バッテリーには、本製品に使用しているのではないオイルやグリスが付着しないようにしてください。バッテリーに不必要な粉じんあるいは汚れが堆積しないようにしてください。バッテリーは、乾いた柔らかいブラシまたは乾いた布で清掃してください。シリコンを含んだ磨き粉はプラスチック部品をいためる可能性があるので使用しないでください。
バッテリーの電気接点に手を触れないでください、また、工場出荷時に塗布されているグリスを電気接点からぬぐい取らないでください。 - 必ず少し湿した布でハウジングを拭いてください。シリコンを含んだ磨き粉はプラスチック部品をいためる可能性があるので使用しないでください。
- 目視確認可能なすべての部品については損傷の有無を、操作エレメントについては問題なく機能することを定期的に点検してください。
- 損傷および/または機能に問題のある場合は、本製品を使用しないでください。速やかに Hilti サービスセンターに本製品の修理を依頼してください。
- 手入れおよび保守作業の後は、すべての安全機構を取り付けて、それらが問題なく作動するか点検してください。
防じんカバーの清掃
- チャックの防じんカバーは、清潔な乾いた布で定期的に清掃してください。
- シーリングリップをていねいに拭き、Hilti グリスを薄く塗布します。
- シーリングリップに損傷がある場合は、防じんカバーを必ず交換してください。
搬送および保管
バッテリー式工具およびバッテリーの搬送および保管
搬送- バッテリーを取り外してください。
- バッテリーは決して梱包しない状態で搬送しないでください。搬送中のバッテリーは、他のバッテリー電極と接触して短絡の原因となることを防ぐために、過大な衝撃や振動から保護し、あらゆる導電性の物体あるいは他のバッテリーから隔離する必要があります。バッテリーの搬送に関する各国(地域)の規則を遵守してください。
- バッテリーは郵送しないでください。損傷していないバッテリーを送付する場合は、運送業者を手配してください。
- 使用の前にその都度、また長距離の搬送の前後には、製品とバッテリーに損傷がないか点検してください。
- 製品とバッテリーは涼しくて乾燥した場所に保管してください。製品仕様に記載されている温度の限界値に注意してください。
- バッテリーは充電器内で保管しないでください。充電の後は、必ずバッテリーを充電器から取り出してください。
- バッテリーを太陽の直射下、熱源の上、窓際等で保管しないでください。
- 製品およびバッテリーは、子供や権限のない人が手を触れることのないようにして保管してください。
- 使用の前にその都度、また長期にわたる保管の前後には、製品とバッテリーに損傷がないか点検してください。
故障時のヒント
この表に記載されていない、あるいはご自身で解消することのできない故障が発生した場合には、弊社営業担当または Hilti サービスセンターにご連絡ください。ロータリーハンマードリルは作動不能状態
故障 |
考えられる原因 |
解決策 |
---|---|---|
バッテリーの LED がなにも表示しない。 |
バッテリーが完全に装着されていない。 |
|
バッテリーが放電している。 |
|
|
バッテリーの温度が高すぎる、または低すぎる。 |
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|
バッテリーの 1 個の LED が点滅。 |
バッテリーが放電している。 |
|
バッテリーの温度が高すぎる、または低すぎる。 |
|
|
バッテリーの 4 個の LED が点滅。 |
ロータリーハンマードリルの短時間の過負荷。 |
|
ロータリーハンマードリルは作動可能状態
故障 |
考えられる原因 |
解決策 |
---|---|---|
打撃がない。 |
ロータリーハンマードリルの温度が低すぎる。 |
|
機能切り替えスイッチが「回転のみ」 に設定されている。 |
|
|
コントロールスイッチが押せない、あるいは動かない。 |
正回転/逆回転切り替えスイッチが中立位置。 |
|
本体スピンドルが回転しない。 |
ロータリーハンマードリル本体の電子回路の作動温度が許容範囲を越えている。 |
|
バッテリーが放電している。 |
|
|
機能切り替えスイッチがロックされていない、または「ハツリ作業」 か「チゼル角度調整」 の位置になっている。 |
|
|
ロータリーハンマードリルが自動的にオフになる。 |
過負荷保護機構(スピードレギュレーター)が作動している。 |
|
バッテリーの消耗が通常よりも早い。 |
周囲温度が低すぎる。 |
|
バッテリーが「カチッカチッ」と音がするまでロックされない。 |
バッテリーのロックノッチが汚れている。 |
|
ロータリーハンマードリルあるいはバッテリーが熱くなる。 |
電気的故障 |
|
ロータリーハンマードリルの過負荷。 |
|
|
先端工具をロックから取り出せない。 |
チャックが完全に引き戻されていない。 |
|
先端工具が切削しない。 |
ロータリーハンマードリルが逆回転になっている。 |
|
機能切り替えスイッチが「回転のみ」 に設定されている。 |
|
オプションのアクセサリー
DCD 集じんリング
DCD 集じんリングは Hilti ロータリーハンマードリルのアクセサリーとして使用するものです。これは頭上作業で発生する粉じんの大部分を集め、迅速かつ簡単にロータリーハンマードリルに固定することができます。TE DRS-6-A / TE DRS-6-A OSHA 集じんモジュール
TE DRS‑6‑A 集じんモジュールは、 Hilti の TE 6‑A36 ロータリーハンマードリル用のアクセサリーとして使用するものです。この集じんモジュールは発生する粉じんの大部分を集め、迅速かつ簡単にロータリーハンマードリルに固定することができます。集じんモジュールにはサクションファンが内蔵されています。このサクションファンは専用モーターから動力を得ます。ロータリーハンマードリルをオンにすると、モジュールはロータリーハンマードリルのバッテリーから動力のための電流を得ます。この集じんモジュールは、金属や木材への作業には適していません。
条件 : TE DRS-6-A OSHA
TE DRS-6-A OSHA は OSHA 1926.1153 基準を満たしています(Table 1)。フィルター清掃メカニズムを装備しています。
集じんモジュールを取り付ける
- 集じんモジュールに損傷がないか点検してください。
- テレスコープがスムースに動くか点検してください。
- ロータリーハンマードリルの正回転/逆回転切り替えスイッチを中立の位置にします。
- デプスゲージをサイドハンドルから取り外します。
- 集じんモジュールを、ロックされるまで前方から本体へとスライドさせます。
- 取付けの後、集じんモジュールが正しくロックされていることをチェックしてください。
集じんモジュールを使用しての穿孔作業
- 集じんモジュールを始動させるには、ロータリーハンマードリルの制御ボタンを押します。
- 吸引能力が最大になるまで、制御ボタンを押し続けてください。
- サクションヘッドを母材に垂直に接触させます。
- 穴を穿孔し、できるだけ多くの粉じんを吸引するよう製品をゆっくり穿孔穴から引き抜きます。
ダストコンテナを空にする
- 本体を水平に保ち、短時間作動させます。
- これで集じんモジュールに溜まっていた粉じんの残りがダストコンテナに吸引されます。
- これで集じんモジュールに溜まっていた粉じんの残りがダストコンテナに吸引されます。
- ダストコンテナのロック解除ボタンを押して、押した状態を保ちます。
- ダストコンテナを集じんモジュールから下方へ引き抜きます。
- ダストコンテナを空にします。
- フィルターが汚れている。
- フィルターを交換してください。
- フィルターを交換してください。
- フィルターは汚れていない。
- フィルターが汚れている。
- 空のダストコンテナを下方から集じんモジュールにはめ込み、ロックします。
TE-DRS-OSHA フィルターを清掃する
- 吸引能力が低下したなら、その都度清掃メカニズムをクリック音が聞こえるまで 5 回前後に押してください。
集じんモジュールを取り外す
- ロータリーハンマードリルの正回転/逆回転切り替えスイッチを中立の位置にします。
- DRS ロック解除ボタンを押して、押した状態を保ちます。
- 集じんモジュールを本体から前方へ引き抜きます。
廃棄
Hilti 製品の大部分の部品はリサイクル可能です。リサイクル前にそれぞれの部品は分別して回収されなければなりません。多くの国で Hilti は、古い工具をリサイクルのために回収しています。詳細については弊社営業担当または Hilti 代理店・販売店にお尋ねください。RoHS(有害物質使用制限に関するガイドライン)
下記のリンクより、有害物質を記載した表を確認できます:qr.hilti.com/r4694033。本書の最終ページに RoHS 表にリンクした QR コードがあります。
メーカー保証
- 保証条件に関するご質問は、最寄りの Hilti 代理店・販売店までお問い合わせください。